内容説明
魂を感じさせる妻そっくりのヒューマノイド、幼い日の記憶のなかで語る科学館のロボ次郎、地雷撤去のため、探知犬と共にタイ東部国境をゆくデミル2、玩具として売られたロビタ―機械と人間をむすぶ切なく感動的なドラマが、現代科学の周到な知識のもと熱を孕んだ筆で描かれる。間近に迫る「あした」の物語。
著者等紹介
瀬名秀明[セナヒデアキ]
昭和43(1968)年、静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)在学中の95年『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家デビュー。小説の著作に、第19回日本SF大賞受賞作『BRAIN VALLEY』、『八月の博物館』などがある。科学ノンフィクションのジャンルでも精力的に執筆活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はらぺこ
33
1つずつの話は面白かったけど、なんとなく連作モノっぽい所があるのでモヤモヤした。2017/08/03
Tetchy
19
各短編、そして幕間で挿入される掌編「WASTELAND」、これらに共通する1つの軸とも云うべき存在がある。それは鉄腕アトムである。マンガの神様手塚治虫が創作した人型ロボットこそ、日本のロボットの研究の始まりであり、究極形であり、ロボット研究者が至る道だという風に瀬名氏は述べている。本書に収められたメッセージはそのまま瀬名氏からロボット研究者たちへのエールと云っていいだろう。果たしてここに語られるような未来は来るのか、まだ先は見えないが、こんな未来はまんざら悪くないなぁと思わせる、心温まる作品群だ。2010/04/16
ist
18
人間とロボット、社会とロボットをテーマとした連作中編集。ロボットに魂は宿るのか。妻の姿をしたヒューマノイド、ハル。そのえもいわれぬ気持ち悪さはどこからくるのか。記憶の中にある科学館にある様々な知見を示してくれるロボ次郎地雷撤去のため訪れたタイで、探知犬アインシュタインと失踪するデミル。先代ロボットを探しにいくところ。ロビイに友情を感じた亜希。変わらない年月への絶望と哀切。アトムに憧れ、アトムを作ろうと科学を志した老研究者たち。2015/06/02
たぬ
17
☆3.5 私はロボット界隈に疎いので、普段はファミレスの配膳ロボや屋外広場をうろつくお掃除ロボに目を細める程度。しかし読んでいくうちに地雷除去や災害救助といった分野にこそ研究開発費をつぎ込むべきだと思い至った。人間で足りてる仕事は人間が担当のままでいいよ。たまにロボ受付嬢がいる施設があるけど正直不気味だもの。後半に入ると「ロボットと人間の共存」や「ロボットのアイデンティティとは」といったテーマがメインに。個人的にはロボは少々おバカくらいがちょうどいいな。2026/01/16
ゆぅ
16
初、瀬名秀明さん。「ロボットに魂はあるのか」私は少し恐怖心を覚えた。2014/07/17
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