内容説明
魂を感じさせる妻そっくりのヒューマノイド、幼い日の記憶のなかで語る科学館のロボ次郎、地雷撤去のため、探知犬と共にタイ東部国境をゆくデミル2、玩具として売られたロビタ―機械と人間をむすぶ切なく感動的なドラマが、現代科学の周到な知識のもと熱を孕んだ筆で描かれる。間近に迫る「あした」の物語。
著者等紹介
瀬名秀明[セナヒデアキ]
昭和43(1968)年、静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)在学中の95年『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家デビュー。小説の著作に、第19回日本SF大賞受賞作『BRAIN VALLEY』、『八月の博物館』などがある。科学ノンフィクションのジャンルでも精力的に執筆活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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