内容説明
「日本の文化は好きだけど、日本は好きになってはいけない国」。ジャニーズファンの星南や熱血アムラー真姫たちとの出会い。若者たちの日本への複雑な思いは、ヨン様現象の裏表から97年以降激変した韓国の経済事情や性意識まで、鮮明に浮かび上がらせる。現地の視点で新しい日韓関係の可能性を描いた興奮の一冊。
目次
序章 韓国から見たヨン様ブーム
第1章 J‐POPから広がる日本
第2章 日本を語るオトナたち
第3章 韓国の若者たちの原風景
第4章 韓国社会のターニングポイント
最終章 変わりゆく日本へのまなざし
著者等紹介
菅野朋子[カンノトモコ]
1963年宮城県生まれ。中央大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。新聞社の広告局、出版社勤務を経て、93年9月にカナダに渡る。カナダ・カールトン大学で韓国語を学ぶ。95年4月から96年6月まで、韓国延世大学付属語学堂に留学する。帰国後、出版社勤務、週刊誌記者を経てフリーに。韓国在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hong Kong
6
どんな本だったかなんとなく思い出した。歴史は歴史で、韓国とだけでなく、とにかくどの国とも仲良くしたいよ。World peace.2005/06/07
MIKETOM
5
歴史に無知な人間が反日国家に出かけて行ってインタビューなんてしちゃいけないよ。「謝罪とかじゃなくて、日本の人にきちんと歴史を知って欲しい。知らなければ何も変わらないでしょう」なんて言われて何も言い返せないのなら有害ですらある。それから、IMF支援のことに何度か触れているが、あの時IMFは途中でバックレてる。最後まで韓国の尻ぬぐいをしたのは日本。そんなことも知らずにこんな本書くなよ。日韓W杯のことは書いても、韓国の審判買収による誤審につぐ誤審なんてことももちろん一切触れてないしなあ。なんだかね…。2020/10/17
ののまる
4
ヨン様の頃の話。このあとKPOP旋風が来て、状況すっごい変わったなあ2022/06/19
Yuji Hamano
3
15年位前の韓国の若者の心境をインタビューした記録。主に日本のアイドルグループV6やアムロに熱中する韓国の女子高生女子大生、日本はヨン様ブーム、韓国では日本文化に関連する娯楽が公に開放され、日韓共同でW杯に向かってた時代。表題の示し通り韓国の若者にとっても日本は好きになっていけないと教育されてきたいた事を示めされ、今となっては懐かしい話を韓国側から除いた様な気になった。2015/12/03
す○○
1
書かれていることはだいたい想像していた通り。残念ながら目新しいことは発見できなかった。2011/06/16