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文春文庫
新選組風雲録 函館篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167679217
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

会津若松を退去し、仙台へ向った土方歳三たちは、当地で旧幕府海軍を率いてきた榎本武揚たちと合流し、蝦夷地を目指す。松前藩や新政府軍を一蹴し、歳三は榎本たちと新国家樹立を宣言した。時に明治元年十二月十五日であった。明くる年、春になるのを待っていた新政府軍は大挙して海を渡り、歳三最期の戦いが始まった。

著者等紹介

広瀬仁紀[ヒロセヨシノリ]
1931年、東京生まれ。成城大学経済学部卒。総合雑誌の編集長を経て、76年、直木賞候補となった『適塾の維新』で作家デビュー。経済小説、時代小説と幅広いジャンルで活躍するが、95年1月逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

只三郎

24
新選組風雲録最終巻は箱館戦争、そして土方歳三の最期の話しとなります。 30歳という若すぎる死。今の自分より10歳以上も若くして亡くなったと思うと、感慨深くなってしまいます。 出来れば生き残って、明治という時代 で駆け抜ける姿を見せて欲しかった。2016/03/30

小雀✡ずーっと積読減強化月……

12
仙台を抜けて蝦夷から終幕まで。 無謀だとわかっていながらも『やらなければ!』となっていく、不運に不運が重なる。そんな中での二股峠の激戦勝利は鳥肌が立ちます。 生かせる者は生かす!共に戦って来たフランス軍人や市村鉄之助を脱出させ、忠助や島田魁達に殉死を禁じて最期を迎える副長に号泣。 清水の舞台に始まり、清水の舞台で終わらせたのは最初から決めていた事の様な気もするけど、もう少し忠助の心情を色濃く描いもらいたかった。 2015/09/16

rei

8
超絶良い男っぷりは続くのだがどことなく死へ向かって身辺整理をしているような土方さん。そのせいか物語全体も彩度をなくしてモノクロームで進んでいるような印象だ・・・。野村・・・連れ帰っちゃうのね・・・史実がどうとかいいよね、きっと連れて帰りたかっただろうからね。忠助と鉄之助を呼び出してのシーンとか、すうっと、ろうそくの炎が消えていくかのような土方さんの最期も舞台劇とかのお芝居のワンシーンみたいなんだけどでも・・・泣く。ああ、しかしシリーズ通して著者の土方さんへの惚れっぷりがひしひしと感じる小説だったなぁ。2013/04/21

ちびごん

7
ついに最終巻、函館編。敗北へと突き進んでいく。函館編は本当に胸が詰まる。新選組副長として最期を遂げた土方歳三がどうしようもなく切ない。2016/03/18

逢日

6
大好きな新選組で、こんなに長く感じた本は初めて。他の作家の本を手本に小説書いていないか。宮古湾海戦の記述が坂の上の雲にそっくりで唖然とした。後半の「ルイ16世皇帝の銃士」という間抜けな一文。銃士がいたのはルイ12、13世の時代。しかも皇帝って、ナポレオン?フランス革命でギロチンにより処刑された16世が皇帝だった事実はない。おわりにの文章も一人よがりで噴飯物。短編でも、もっと滲みる本が沢山ある。長く色々書けばいいというもんじゃない。筆力不足。函館につめたフランス人将校については佐藤賢一氏のブリュネがお勧め。2020/05/17

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