内容説明
1960年秋の早慶戦は空前の6連戦となって神宮球場を沸騰させた。この年、沸いたのは神宮だけではない。安保闘争に挫折した青春群像。彼らは神宮に集い、そして高度成長へ向かう社会に散開していった。早大優勝を支えた剛腕・安藤元博も亡く、早慶戦の新世紀を迎えたいま、野村徹早大野球部監督の回想をまじえ当時を再現する。
目次
第1戦 「六〇年安保」の年の早慶戦
第2戦 慶応雪辱、優勝へ王手
第3戦 明日なき戦いの始まり
第4戦 白熱する頂上決戦
第5戦 「奇跡」を生んだ大返球
第6戦 「早稲田の栄光」
巻末特別対談 強い早慶こそ六大学野球の華(野村徹(早大野球部監督)VS長尾三郎)
著者等紹介
長尾三郎[ナガオサブロウ]
1938年福島県生まれ。ノンフィクション作家。福島高校を経て早稲田大学第一文学部演劇科中退。在学中から週刊誌の世界に入り、「未知の領域」に挑戦する人間を描くことをライフワークとする。主な著書は、『マッキンリーに死す』(第8回講談社ノンフィクション賞受賞)など
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