出版社内容情報
先進国に例のない人権無視の日本のダイヨウカンゴクが，国際的な批判をあびている．警察留置場の内部の様子，取調べの時間や期間など，国連の拘禁者処遇の最低基準にさえ達しない実態を明らかにし，司法の民主化をと訴える．
目次
１ この明るい空の下に拷問が
２ 人を入れるトリカゴ
３ 体と心を支配するシステム
４ なぐる、蹴るだけが拷問ではない
５ 代用監獄って何？
６ 国際社会が非難した
７ 日本の司法の汚点
８ 代用監獄は今すぐやめられる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
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2016年953冊め。タイトルの代用監獄とは警察留置所このことである。この本の発行された1991年頃は被疑者を長期間この代用監獄に置き、警察の好きなだけ好きなように取り調べをさせる日本の代用監獄制度の当然の成り行きとしての自白強要による冤罪事件が問題視されていた。国連総会採択の「あらゆる形態の拘禁・収監下にある人びとを保護するための原則４」の「抗菌は、司法官憲の効果的なコントロールの対象としてなされなければならない」に違反だと指摘されている。2016/11/03
