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文春文庫
しまなみ幻想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167666149
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

しまなみ海道の橋から飛び降りたという母の死に疑問を持つ少女と偶然知り合った光彦。真相を探るべく2人は調査を開始するが……。

内容説明

来島海峡大橋から投身自殺した母・美和の死に疑問を持った少女・咲枝。平塚亭で、偶然彼女と知り合った浅見も、美和の死に不審を抱く。しまなみ海道を訪れた浅見は咲枝とともに「小さな探偵団」を結成し、協力して真相を調査するが…。大三島、来島、今治と美しい瀬戸内の海と島を舞台に、浅見光彦が活躍するミステリー。

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て1980年、「死者の木霊」でデビュー。以後、文筆活動に入る。いまや国民的“名探偵”である浅見光彦は第3作目の「後鳥羽伝説殺人事件」で誕生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

89
【光彦さんと行く47都道府県】8県め。今回は愛媛県!数年前、私も尾道から車で渡り今治まで旅した。今年の春節休暇には松山から今治まで車で海沿いの道を走りお遍路した。もう懐かしさでいっぱい。行った事のある地名が本当に多く登場するので、今回は謎解きや物語がどうのよりもそちらが楽しい読書となった。あの時は途中の島々はゆっくり観光しなかったので、次は島の観光や自転車、徒歩で橋を渡る、等々、別の楽しみ方をしたい。当時の県知事さんの思惑通り、これを読むと愛媛県に行きたくなる。内田先生、すごいです😊2020/05/22

su☆ma

10
★3.5(図) 浅見光彦シリーズを読破しようなんて気はまるでないので、とりあえず浅見さんに便乗して旅気分。旅情ミステリーのいいところ。どこに行こうかなぁで今回はしまなみに惹かれて瀬戸内海。島それぞれの歴史と魅力が存分に描かれていて、作者張り切ってらっしゃると思ったら知事のお墨付きだった…。事件としては切なさはあれど重苦しくもなく、島々を巡りながらゆったりとした雰囲気を楽しめる。お宝何とかの出張なんちゃら(苦笑)が嫌いじゃないだけに、本物に目が眩んだ鑑定人が殺人に手を染めるのは嫌だったなぁ。2017/05/31

回天アセロラ

7
この夏にしまなみ海道に行ったので、図書館でしまなみ海道に関するものを探していたら見つけた作品。読んでみたら、村上海賊や大山祇神社など旅行で見てきたところばかり出てきて、スラスラと読めた。恥ずかしながら、内田康夫さんのことはそれまで知らなかったが、西村京太郎と並ぶ旅情ミステリーの代表的作家らしい。これを機に、他のも読みたくなった。2019/09/03

おかつ

3
ライトな推理小説。旅先で読んだため情景が浮かび盛り上がったが、普通に読むと物足りなそう。2015/02/21

ruu

2
浅見光彦シリーズ第90弾。そのタイトル通り、しまなみ海峡が舞台。各島々について、村上海賊について…かなり丁寧に歴史が書かれているなぁと思ったら、愛媛県知事からの依頼で誕生した作品とあとがきにあって、納得。ヒロインは中学3年生、15歳の村上咲枝。母親が自殺について疑問に思うことからこの話は始まる。子供らしさと大人への成長過程を思わせる心中が、このストーリーの面白さの1つだと思う。まだ浅見光彦シリーズは12作品しか読んでないけど、秀逸な一冊だと思った。2017/08/12

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