内容説明
激しい弾幕を衝いての雷撃、針の穴を通すような高高度爆撃、目標なき大海原での哨戒飛行…。日中戦争の開戦から、太平洋戦争終結の日まで、全戦線で零戦とともに戦い、そして滅び去った海軍攻撃戦力の主力、中型攻撃機=中攻。その戦いの軌跡を、自らも搭乗員だった著者が哀惜を込めて描く。写真多数収録。
目次
日華事変緒戦期
中国大陸を転戦
膠着戦下の陸攻隊
戦雲に備えて
太平洋戦争緒戦期
第一段作戦
珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦
ラバウル大消耗戦
マーシャル失陥、ラバウル孤立
マリアナ攻防戦
最後の陸攻隊
著者等紹介
巌谷二三男[イワヤフミオ]
明治42(1909)年、東京に生まれる。昭和9(1934)年、神戸高等商船卒、海軍予備少尉に任ぜられる。10年現役編入。11年第27期飛行学生卒業、大湊海軍航空隊へ入隊。その後、木更津空、鹿屋空、高雄空、横須賀空、美幌空、705空などで勤務。終戦時706空飛行長、少佐。戦後養鶏コンサルタント業を営む。昭和62(1987)年病没
壱岐春記[イキハルキ]
明治45(1912)年、鹿児島県に生まれる。昭和9(1934)年、海軍兵学校卒(62期)、海軍少尉に任ぜられる。12年第28期飛行学生卒業、佐世保海軍航空隊に入隊。その後、館山航空隊、軍艦「出雲」乗組を経て、高雄航空隊に勤務。13空、鹿屋空、新竹空、宮崎空、755空、攻撃704飛行隊、攻撃406飛行隊で勤務。終戦時豊橋空飛行長、少佐。戦後、航空自衛隊に勤務。一等空佐で退官。現在東郷会顧問、中攻会代表世話人
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ドナルド@灯れ松明の火
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Mayumi_M