内容説明
増えつづける親と子の相続トラブル、熟年離婚の財産分与問題…。家や土地をめぐるこれらの悲劇を避け、安全に財産管理を行なうために、成年後見人やホームロイヤー(家庭顧問弁護士)を頼む高齢者が増えている。新制度の活用法、遺言書の書き方などをベテラン弁護士がやさしく解説する。自立した老後を過ごすための必読書。
目次
老いじたくの中身を変えよう
第1部 「財産管理」で安心な老後を(財産があっても、老後は安心ではない;高齢者の財産と暮らしを守る新「成年後見制度」;賢い財産管理のすすめ;財産管理の上手な頼み方)
第2部 老後の暮らしを狂わすトラブル(親子同居に由来する財産トラブル;二世帯住宅の悲劇が増えてきた;熟年離婚と老後の生き方;老後の強力な「武器」=遺言を書こう)
第3部 財産管理の新しい流れ(成年後見制度はどのように使われているか;熟年離婚と年金)
著者等紹介
中山二基子[ナカヤマフキコ]
1943年岡山県生まれ。弁護士。東京大学卒業。高齢者の財産管理、成年後見制度、夫婦・親子・相続問題が専門。家庭裁判所調停委員、東京弁護士会財産管理センター「オアシス」委員、内閣府「高齢社会対策大綱」制定のための「高齢社会対策の推進の基本的在り方に関する有識者会議」委員などを務める
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