内容説明
民間から皇后の位にお就きになりお言葉を失われた美智子さまは、どのようにしてご恢復への途を歩まれたのか?初めて解き明かされる「人間・皇后」の魂の遍歴、封印された悲しみ。軽井沢への深い想い、ベルギー王室との交流、神谷美恵子の存在など、知られざるエピソードで織りなす、格調高きノンフィクション。
目次
第1章 如何ばかり水を欲りけむ
第2章 その一粒に重みのありて
第3章 高原の花みだれ咲く
第4章 歌ふさくらさくらと
第5章 いたみつつなほ優しくも
著者等紹介
宮原安春[ミヤバラヤスハル]
1942年、長野県に生まれる。早稲田大学文学部中退。ニューヨーク日本倶楽部に勤務したのち帰国。週刊誌、新聞のフリーランスライター、アンカーマンを経て、現在、ノンフィクション作家
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感想・レビュー
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ネギっ子gen
51
【強まった弱者への思いやり】基盤の脆弱な皇后の位に民間からお就きになった美智子さまがお言葉を失い、そこから立ち直られるまでを、美智子さまがお持ちになっている芸術性・文学性・豊かな感受性・精神性などに焦点を当てつつ描いた書。巻末に略年譜と参考文献。平成11年刊。神谷美恵子は、<二人の関係を「キンドレッド・ソウル」と呼んだ。「魂の縁」「魂の姉妹」といった意味だ。また、「美智子妃はウーンデッド・ヒーラーになられるかも」とクエーカーの人に告げている。傷つかれているがゆえに他の人の癒やし人になれるだろう>と――。⇒2024/11/22
Ai Watanabe
1
美智子様やっぱり素敵、、!永遠の憧れですね。2015/07/01
そーだ
0
美智子皇后のノンフィクション作品。テレビなどで偲ばれる、もしくはそれ以上に優れたお方であることが窺えた。2010/11/24