出版社内容情報
日本にいるはずのない婚約者が写真に映っていた。英子が解き明かしたからくりは──。そして昭和11年2月、物語は結末を迎える。
内容説明
昭和十一年二月、運命の偶然が導く切なくて劇的な物語の幕切れ「鷺と雪」ほか、華族主人の失踪の謎を解く「不在の父」、補導され口をつぐむ良家の少年は夜中の上野で何をしたのかを探る「獅子と地下鉄」の三篇を収録した、昭和初期の上流階級を描くミステリ“ベッキーさん”シリーズ最終巻。第141回直木賞受賞作。
著者等紹介
北村薫[キタムラカオル]
昭和24(1949)年、埼玉県生れ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら、昭和59年創元推理文庫版日本探偵小説全集を編集部と共同編集。平成元(1989)年、「空飛ぶ馬」でデビュー。平成3年、「夜の蝉」日本推理作家協会賞、平成18年、「ニッポン硬貨の謎」で本格ミステリ大賞評論賞、平成21年、「鷺と雪」で直木賞を受賞。アンソロジーの編集や、エッセイ、評論などにも腕を振るう“本の達人”としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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