出版社内容情報
補佐役、かくあるべし。日本初の機関砲隊を指揮した「ガットリング家老」河井継之助など、大胆な戦略で主を支えた家老6人の生涯。
内容説明
奇策で人心を掴み、壊滅状態の会津藩財政を、数々の殖産興業で立て直した田中玄宰をはじめ、名家ゆえに責任を取ることになった悲劇、才気ゆえ主君から遠ざけられた者など、戦国期から幕末にかけて、幕藩体制が確立する過程で、家中の舵取りを任されることになった六人の家老たちの人生を記した歴史小説短篇集。
著者等紹介
中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年栃木県生まれ。東北大学文学部卒業後、出版社勤務を経て文筆活動に入る。87年、『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らいおねる
1
戦国から幕末までの武将・家老を一人ずつ短編にという感じでしたが戦国までの人物は他でもよくとは言わないけど知れ渡ってる人物で物足りなさはありました。けど後半の3人は正直、名前聞いたことあるけどレベルだったので新鮮でこんな人物もいたんだと知識欲を満たしてくれました。2021/08/29
yoshisan48
1
あまり知られていない武将たちの活躍を知ることができたが、少しマニアックすぎて難しく感じた。2015/06/13
恵
1
田中玄宰なんか題材にするところが、目の付けどころが違うねぇって感じ。よっぽどの歴史好きじゃないと、知らないもの(笑)。福原越後なんてのも、面白く読ませてもらえた。2011/04/24