出版社内容情報
経済破綻と暴動、風雲急を告げる朝鮮半島。追いつめられた金正日はソウル奇襲攻撃を命じるが……独裁者の末路を描く迫真のドラマ
内容説明
経済は破綻し、餓死者続出の惨状を顧りみず、武力による南北統一の機会をうかがう金正日。これに対して韓国の金大統領は、危険なテロ国家を内部崩壊させるべく極秘作戦を発動する。緊迫する朝鮮半島。追いつめられた金正日はソウル奇襲を命じるが…北の要人を実名で登場させ、独裁者の末路を描くノンフィクション・ノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
438
90年初頭の作品。インターネットも一般的ではなかった当時に、「南側」の著者がどれだけの取材をして書き上げたのかと思うと頭が下がる。なにしろ南北双方の要人たちは実名なのだ。金日成、金正日のやりたい放題、北の人民たちの生活が生々しく描かれる。30年後の今書かれたらどんな作品になっていたか、と想像しながら読んでいた。【辛口】邦訳に際してずいぶん端折ってもらったそうだが、それでも長い！長すぎ‼️2022/03/16
