出版社内容情報
「昼は社会主義、夜は資本主義をやっている」安州市で子分二百人を抱えたヤクザの幹部が白栄吉。北朝鮮の闇社会を白日のもとに
内容説明
「昼は社会主義、夜は資本主義をやっている」と言われる安州市で、白家(ペッカ)を知らない者はいない。二百人の子分を従えたヤクザ組織の大幹部なのだ。北朝鮮がゆるぎない一党独裁と思ったら大間違い。「革命烈士」というエリートの家に生まれながら、金正日体制を向こうに回し、“義理”の二文字に男を賭けた痛快な物語。
目次
序章 私の夢
第1章 成分は革命烈士
第2章 裏街道の世界へ
第3章 若き大幹部
第4章 入党決意
第5章 組織崩壊
第6章 さらば北朝鮮
第7章 逃亡旅行
終章 忘れえぬ思い出