文春文庫
伊集院静の流儀

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167546182
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

注目の作家が「人生の流儀」を語り尽くした、ベストセラーシリーズの決定版。不安な時代を生きる、すべての人々に贈ります。

内容説明

大人って何だ?大人とは、一人できちんと歩き、自分と、自分以外の人にちゃんと目をむけ、いつでも他人に手を差しのべられる力と愛情を持つ人だ―。おろかな拝金主義が、この国をみにくくゆがめ、大震災は、かけがえのない日常を粉々にしてしまった。再出発の今こそ、君はほんとうの大人として、立たねばならないのだ。

目次

日本人の流儀―若者よ、哀しみをかかえて生きよ
家族の流儀―父母、亡き前妻、弟について
悩みの流儀―大評判の「人生相談」傑作選
人生の流儀―大人になるための箴言集
恋愛の流儀vs.村山由佳―女が惚れ、男が慕う秘密に迫る
作家の流儀―伊集院静はいかにして作られたか
青年の流儀―サントリーの名物広告、ついに登場!

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年、山口県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。1991年「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞受賞。92年「受け月」で第107回直木三十五賞受賞。94年「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞受賞。2002年「ごろごろ」で第36回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

96
新年2024年の記念すべき一冊目です。やはり尋常ではないダンディズムがぎっしり詰め込まれています。フツーのオッサンが言うと、ただただ勘違い&成り上がり?と煙たがられるでしょうが、伊集院さんが発するとこれがまたスッと響いてきますね。ただ、自分も50手前になったからこそ、響いてくるのかもしれません。やはり20代や30代でも本作の真意はなかなか伝わりにくいかもしれませんね。印象的だったのはお互いに直木賞受賞作家の藤原伊織さんとの対談(平成8年)。今さらながら、改めてお二人とももうこの世にはいないんだなぁと。2024/01/03

団塊シニア

64
「いつかその日はおとずれる」のなかで東日本大震災に言及、同じ仙台に在住してる者として当時の状況が思いだされる、東京を含めた西の地域であhTVで繰り返し津波の映像が流れてたが被災地では一切その映像を見る方法も余裕もなかった、まさに人々は多くのものを失い生き残ったものは立ち尽くすしかなかった、 2014/03/11

yokey

19
開いて1行目でいきなり泣。はぁ〜心に染み入る。ギャンブル好き、女グセ悪し、一筋縄ではいかないという言葉がぴったりの伊集院氏。冷静に考えれば人間的にどぉなの?笑 でもこの人の悲しい背景(経験)が深みを増すのか、生死、生き方について考えさせられる。村山由佳氏との対談面白い。来年からはサントリー広告読めなくなっちゃうね。2023/12/09

ランラン

8
新しい年を迎える正月には家族みんなが顔を会わせることが大事であること。それじゃ一家が無事であることと年を越えることの大変さと相まって意味があることは納得。今回も心に残ったフレーズがいくつかあった。「孤独を知ったものには出会いが眩しく映るはず」「誇りという木が一人ひとりに寄り添うように立っている」「あの人がいてくれてよかったと思えるような人間になること、そういった仕事をすること」「苦しかったり悲しかったりすることもあろう。そんな時は青空を見上げよう。青く澄んでどこまでも飛翔できる可能性を持った空を」2019/12/30

riko

7
★★★☆☆2023/04/08

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