内容説明
人気シリーズ『陰陽師』の名コンビ、安倍晴明・源博雅誕生の秘密を著者自ら語り、映画『陰陽師』主演の野村万斎が語る、平安の世と晴明の魅力。そして『陰陽師2』の第一稿原案と最終稿や、陰陽師シリーズに登場した、人物・作品詳解等を収録した、「エッセンス・オブ・陰陽師」。
目次
言葉の引力が物語を生む(夢枕獏)
映画『陰陽師2』第一稿(夢枕獏)
映画『陰陽師2』第四稿(夢枕獏)
安倍晴明のエクスタシー―対談 夢枕獏・野村万斎
平安時代の食う、寝る、遊ぶ(山口博)
安倍晴明その謎と魅力に迫る―対談 夢枕獏・志村有弘
陰陽師シリーズ登場人物・作品詳解
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
昭和26(1951)年、神奈川県小田原市生れ。48年、東海大学日本文学科卒業。52年、「奇想天外」誌に「カエルの死」を書いてデビュー。圧倒的な人気を博する「陰陽師」「魔獣狩り」「餓狼伝」の各シリーズをはじめ、山岳、冒険、ミステリー、幻想小説などの分野で広範な読者を魅了し続けている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tengen
42
エッセイや対談を集めた読本。 短編などの物語は収載されておりません。 特筆は野村萬斎さんとの対談。 また、映画のプロットも面白い。 1稿と4稿の違いや実際の映画への作り代わりなど興味深い。 ☆彡 夢枕獏エッセイ/映画「陰陽師Ⅱ」第1稿/映画「陰陽師Ⅱ」第4稿/対談 野村萬斎/対談 山口博/対談 志村有弘/登場人物・作品紹介2018/09/07
はかり
9
期待したほど面白くなかったが、野村萬斎の話は良かった。2018/08/05
すももとうさぎ
4
グロくて残酷なシーンも多いけど、晴明と博雅のやりとりを読むと、まったりほのぼのな気持ちになります。マンネリズム万歳\(^o^)/2014/01/24
aoko
2
陰陽師について作者が語ったり(清明と博雅は想像よりも年上で、40歳前後らしい)、対談したりしたものをまとめた1冊。物語はないけれど、陰陽師シリーズが好きならばこの本も楽しめると思う。対談が特に面白かった。2023/09/12
於千代
1
陰陽師筆者によるインタビューや対談、映画「陰陽師Ⅱ」の原稿など。映画を見たのがかなり前だったので記憶があまりなかったが、野村萬斎との対談はとてもよかった。2024/08/08