文春文庫
銀弾の森―禿鷹〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 403p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167520106
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

渋谷の利権を巡り、渋六興業と敵対する組の幹部を南米マフィア・マスダが誘拐した。三つ巴の抗争勃発も辞さない危うい絵図を描いたのは、なんと神宮署生活安全特捜班・ハゲタカこと禿富鷹秋。狙いは一体何なのか―己の欲望のままに拳をふるい、敵味方なく外道の道をゆく稀代の悪徳警官シリーズ第三弾。

著者等紹介

逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年、東京生まれ。中央大学法学部卒業後、広告代理店に入社。80年、『暗殺者グラナダに死す』で第19回オール讀物推理小説新人賞受賞。87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞受賞。97年より執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

60
野田・水間のやくざコンビが魅力的です。読みやすいといえばそうなんだけど、軽いといえば軽いような気もするけど、視点がころころ変わるのが、飽きずに読めていいのではないかと思った。2014/10/14

Walhalla

39
シリーズ3作目です。悪徳刑事の主人公ですが、ヤクザもマフィアも止めることができないほど、その非道さがどんどんエスカレートしていきますね。読み手としても、その目的がどこにあるのか分からないぐらいの暴れっぷりですが、警察官になった経緯など、今後明らかになってくるのでしょうか。次作も楽しみです。2019/11/13

nemuro

32
<禿鷹>シリーズ着手のキッカケは第2弾『無防備都市 ~禿鷹の夜Ⅱ~』を『シュガータイム』(小川洋子)に続く“しりとり読書”136冊目に選定したこと。根室時代の2007年頃、当時刊行済みの全3巻を買い揃えたようで、その後、段ボール箱に収められて道内各地を転々。18年の時を経ての開始と相成った。第1弾・西上心太氏の「解説」によれば、著者は「主人公に共感や思い入れも持っていない」と述べていて「ラストで、悪徳刑事・禿富鷹秋を殺す予定だった」らしい。予測不能な冷酷非道ぶり。更に「禿鷹狩り」「凶弾」が待機中で嬉しい。2025/08/30

sg

21
ハゲタカの意味わからん動機で胸糞話決定。とかいってペラペラめくっちまう俺は既にハゲタカに魅了された歴代のマドンナ達と一緒。ほんとの悪は、渋六でも、敷島でも、マスダでもなく、逢坂剛あなただ。2023/07/21

Hideo

16
新装版で読んだ前2作が面白かったので、続編であるこちらも。今作も禿富(ハゲタカ)の暴走?に渋六興業の面々が振り回される...渋六の対抗組織である敷島組の幹部を共通の敵である南米マフィア・マスダに引き渡し、あげくその女房を犯す等、ハゲタカの行動理念は相変わらずよく分からない..一作目の恋人とのやり取りからは想像出来ないコマし振り...キャラ変わってない!?2022/10/25

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