出版社内容情報
歴史は、こんなに面白くてわかりやすいのか。著者が歴史への疑問を率直に投げかけた国民的ベストセラー。10年を経て待望の文庫化。
内容説明
なぜ今まで知らなかったのだろうか―。専門家が語り、学校が教えてきた歴史の常識にダイナミックな視点で切り込んだ、読み継がれるべき国民的ベストセラー。「鎖国は本当にあったのか」「朝鮮はなぜ眠りつづけたのか」などを収録。新たに書き下ろし自著解説「『国民の歴史』という本の歴史」、著者コメント付き「参考文献一覧」を増補。
目次
西欧の野望・地球分割計画
秀吉はなぜ朝鮮に出兵したのか
GODを「神」と訳した間違い
鎖国は本当にあったのか
優越していた東アジアとアヘン戦争
トルデシリャス条約、万国公法、国際連盟、ニュルンベルク裁判
西洋の革命より革命的であった明治維新
教育立国の背景
朝鮮はなぜ眠りつづけたのか
アメリカが先に日本を仮想敵国にした
日本の戦争の孤独さ
終戦の日
日本が敗れたのは「戦後の戦争」である
大正教養主義と戦後進歩主義
冷戦の推移におどらされた自民党政治
現代日本における学問の危機
私はいま日韓問題をどう考えているか
ホロコーストと戦争犯罪
人は自由に耐えられるか
『国民の歴史』という本の歴史
著者等紹介
西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10(1935)年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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