出版社内容情報
幕政三百年の幕を引き、わずか二年足らずの間に自らの役割を全うして表舞台を去った最後の将軍、徳川慶喜の真の姿に迫る歴史読物
内容説明
幕政二百六十年の幕をみずから下ろさねばならなかった徳川慶喜。しかし、彼は静かに表舞台を去るつもりはなかった。新しい政権を模索し、明日の日本の政体を考えていたのである。そして、その中心にいるのは、慶喜…。時代に挑み翻弄された最後の将軍の幼少から、維新後四十五年の余生を送った晩年まで活写した歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
氷柱
7
433作目。9月3日から。司馬遼太郎版は既に読んでいるのだけど、別の視点からも徳川将軍最後の人を眺めてみようということで手に取ってみた。冷静な人物であるが故に時代に翻弄されたように感じ取れた。司馬版では器用な人物だが時代にそぐわなかったためにその才気を存分に活用できなかったという描かれ方をしていたが、こちらは才気以上に人並み外れた冷静さが将軍の人生を流しに流したように取れた。宿した野心は責任感を帯びたとても強いものであったが、性格故に勢いのある行動に出られなかったという風に映った。2018/09/11
i-miya
0
1998 尾張 紀伊 水戸 ９男 10男 １１男 中納言＝黄門 宮門の扉が黄色 江戸小石川水戸藩邸 1837.09.29生まれ（天保8年） 松平七郎麿 国際情報 弘道館 斉昭 江戸召還 鶴千代麿、封継 １３歳 生母 登美宮吉子 有栖川宮家出身 側用人藤田東湖（誠之進） 水戸城 佐竹義宣で完成 １１男 頼房（1609）の居城 井上甚三郎 傅役 読書嫌い 座敷牢 本読む、勉強する 出してくれ 誓ったことは必ず実行するのが七郎麿の特性 馬術 １１歳 江戸へ行くことになる 家慶の玉室と姉妹の七郎麿の生母2008/09/28
