出版社内容情報
友人の結婚式で物思いし、着物や健康法に凝る。そんな独身生活の喜怒哀楽もみんな昭和の出来事。ラストでじんとくる好エッセイ集
内容説明
ハヤシマリコの行くところ、必ずナニかコトが起こる。なんといっても「アクシデントのパワーが違う」のだ。着物姿で太もも露に転がったり、知り合ったばかりの男性と謎の二日をすごしたり。論争もあったし、愛猫水男も登場した。それもこれも、みんな昭和の出来事…。最後で少しじんとくる、好エッセイ集です。
目次
暮れのレトロ
正月の異変
新春の宴
正直な男たち
ジョヨをライサン
東京中産
スピーチ
トリュフの夜
「週刊誌」の私から
ある朝突然に
女性週刊誌評論家
不思議の国インド〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKETOM
8
最終項が「あの方が好きだった」というタイトルで、これは昭和天皇に関するもの。つまり本書は昭和が終わるタイミングで出版された本ということになる。内容は、まあ相変わらずのマンネリではあるが、でもいい意味での相変わらずのパワフルさで読み手を楽しませてくれる。出版時に林は35歳で、やたらとハイミスという言葉が出てくる。ま、いつもの自虐ではあるが、この時から現在まで33年の歳月が流れているわけで、今でも変わらないのが凄いね。ちなみに、『学園祭・その1』『…・その2』という項で左翼陣営のイヤラシサをさりげなく2022/08/28
はな
1
昭和時代いいではないですか。
One2three
0
今と変わらない ブレない人。林真理子2016/10/03
eve.tx
0
もうすっかり平成だけど、時折大事に昭和も思う。彼女の見たリアルな昭和がほのぼの描かれている。
Deer Book
0
週刊文春エッセイ集第5弾。1987年〜。流行語にもなったアグネス論争について。子連れ出勤はダメだろう。ただ、このとき林真理子はまだ未婚で子供がいないので、今の立場ならどういう意見なのか気になる。2022/06/20