文春文庫<br> 鯰 大倉喜八郎―元祖“成り金”の混沌たる一生

文春文庫
鯰 大倉喜八郎―元祖“成り金”の混沌たる一生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167474034
  • NDC分類 289
  • Cコード C0195

出版社内容情報

幕末のどさくさに鉄砲商から身を興し、一大財閥を築いた“怪物”大倉喜八郎の破天荒な一生を、喜八郎八十三歳の時の子が綴る快作

内容説明

鰹節店の丁稚から身を興し、幕末のどさくさに鉄砲商で巨万の富を蓄え、維新後は政治家たちに密着しながら手当たり次第に事業を拡大、勃興期の日本帝国主義と資本主義を具現しつつ一大財閥を築き上げた八方破れの“怪物”大倉喜八郎の矛盾に満ちた一生を、喜八郎82歳の時の妾腹の子が綴った成り上がり一代記。

目次

丁稚奉公
明治維新
私費洋行
会社設立
西南戦争
鹿鳴館
官民癒着
日清戦争
台湾進出
日露戦争〔ほか〕

感想・レビュー

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46
帝国ホテル、帝国劇場、大成建設、リーガル、アサヒ・サッポロ、日清製油、東京経済大学など名だたる組織の始祖でありながら、組織的視点を欠き、近代日本の黎明期に咲いた資本主義の徒花。教科書的美談とはかけ離れた、身内にしか書けない悪口エピソード、歴史的人物との裏話はリアルな近代史。行動力、ポジティブさ、強引さ、派手さ・倹約と共に事業の先見、事業展開に対してのビジョン、大きすぎない人間性…憎めない。2025/01/12

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