出版社内容情報
50代から80代、各年代をいかに上手に枯れるか。夫婦、親友、化粧からボケまで、気概に満ちた愛子節が元気を呼ぶ痛快エッセイ。
内容説明
いつまでも若く元気に、美しく!?そんなことを言ったって、老衰、病苦、そして死は必ずやってくるのである。ならば現実を静かに受け入れ、ジタバタせずに人生を全うした方がよくはないか―著者50代から80代の現在まで折に触れ記した「老い」についての“超”現実主義な言葉たち。なぜか心が軽くなる傑作ユーモアエッセイ集。
目次
前書き 備えあれば憂いなし
50代―「本当の年寄り」になる前に覚悟を決める(“快怒”がほしい;夫婦げんかの妙諦 ほか)
60代―孤独に耐えて立つ老人になりたい(いかに上手に枯れるか;私は「私の自然」に従って生きる ほか)
70代―それでも仕事をするのは一番楽しい(楽しさを味わうためにも苦労は必要だ;希望を失ってはいけない ほか)
80代―自然に逆らわず時の流れに沿って(八十一歳の春;曇天の桜 ほか)
著者等紹介
佐藤愛子[サトウアイコ]
大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。ユーモアにいろどられた世相風刺と、人生の哀歓を描く小説やエッセイは多くの読者のこころをつかむ。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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