文春文庫<br> 運命交響曲殺人事件

文春文庫
運命交響曲殺人事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167446017
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

ダダダダーン! 曲が始まったとたん、ステージの世界的な指揮者が爆弾とともにふっ飛んだ。 ……奇抜なち着想で大きな話題を呼んだサントリーミステリー大賞受賞作

内容説明

その高名な指揮者の右手が力強く振りおろされて、“運命”の冒頭が会場に鳴り響いた。ダ、ダ、ダ、ダン!瞬間、指揮台が爆発し、指揮者の身体がふっ飛んだ…。事件を追う白河警視と甥の鉄平の前で、謎は思わぬ展開を始める。作者が元東大教授で話題を呼んだ第2回サントリーミステリー大賞受賞の本格推理。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たか

44
サントリーミステリー大賞受賞作。元東大教授が執筆した作品ということで、発売当初は話題になった。作者の造詣の深い音楽をテーマにしたところは興味深いが、文章自体は少々硬過ぎる。C評価2018/03/24

なる

31
とりあえず目に付いた単語に「殺人事件」って付けた大喜利みたいなタイトルだけれど中身は本格小説。警察官が休暇中に趣味として行ったオーケストラのコンサートの冒頭で指揮台が爆発、指揮者を含む楽団の数人が亡くなるという事件が発生した。運命交響曲が導く殺人事件へのエピローグ。全編に渡りクラシックが好きな主人公から語られる知識が多く、ここから興味を持つきっかけにもなるかもしれない。主人公の推理した通りに事は運ばず、妻や甥のアドバイスによって切り開かれて行く。最後まで芯を食っていたのは妻の言葉。悪い奴ほどよく眠る。2022/12/13

みこと

2
巻き込まれたほうはたまったもんじゃない。壊れた楽器を手に呆然とする楽団員が憐れでならない…。そして元凶といえる人物が法の裁きの及ばないところにいるのがなんとも釈然としない。2013/06/06

カンパネルラ

2
音楽の音と音叉の共鳴での爆発ってネタは、ちょっとつまらないが、人間関係の入り込みから犯人をくらませるのはなかなかうまく、まあ面白かった2004/12/30

Arte

1
爆弾の起爆の仕方は面白かった。単行本初版は22年前ら しいが、えらく古く感じた。

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