内容説明
私たちは知らず知らずに階級分けされていく!?昨今の経済学者たちは、グローバリゼーションを生き抜くには競争原理を徹底せよ、と声高に主張する。が、その先にあるのは、機会すら平等に与えられない、新たな階級社会の現出ではないか。真に自由な人間とは何かを問いつづけてきた著者の、総決算的現場報告。
目次
第1章 「ゆとり教育」と「階層化社会」
第2章 派遣OLはなぜセクハラを我慢するか
第3章 労組はあなたを守ってくれない
第4章 市場化される老人と子供
第5章 不平等を正当化する人々
終章 優生学の復権と機会不平等
著者等紹介
斎藤貴男[サイトウタカオ]
1958年生まれ。ノンフィクション作家。ユニークな視点と確かな取材で、現代国家、社会の病理に鋭く切り込んでいる
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