出版社内容情報
人生の四季に出会う喜び、悲しみ、楽しさ、尊さへの賛歌──王道を行くエッセイおよそ三千篇のなかから厳選された正統派の文章読本
内容説明
一般参賀で超望遠のレンズを構え昭和天皇の右手をとらえ手相を見てもらった写真家の話「昭和天皇の手相」、演奏旅行に携える楽器をめぐってのほのぼのとしたエピソード「チェロと旅」etc。ユーモアとエスプリ、そして時に哀感に満ちたエッセイが時代と世相を背景に私たちに語りかけてくれる。’89年を代表する68篇の正統派文章読本。
目次
父の転勤
大通り公園の詰将棋
カナヅチ握った建築学者
チェロと旅