出版社内容情報
過去にこだわりながら、シャッターを押し続けるカメラマンの眼に無彩色に映る人生のアラベスク。望月カメラマンシリーズ第2弾!
内容説明
過去にこだわりながらシャッターを押し続けるカメラマンの眼に、無彩色に映る人生のアラベスク。男に、安らぎの場所はあるのか。西アフリカを訪れた望月は20年ぶりに再会した旧友から、フランスまで運んでほしいと、ひとつの紙包みを託された―「一日だけの狼」に続く望月カメラマンシリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
22
1995年6月20日読了。あらすじは忘却の彼方。(2020年5月29日入力) 1995/06/20
たーくん
7
再読→→→旧友の中川との二十年ぶりの再会をはたすため、写真家の望月は、西アフリカを訪れた。マーケットで望月は、見知らぬ物売りから声をかけられた。その男はなぜか望月の名前も、“二月二日ホテル”に泊っていることも知っている。そして、中川から預かる予定の荷物を渡せと恫喝してきたのだ―。やがて、中川と再会した望月の前に現われたのは…。表題作をはじめ、男の意地を描いた「暴」他全八編を収録。 2018/12/09
ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。
1
写真を撮ることを生業としている男の物語。写真が持つ暴力、写す事が暴力だと思う男。学生運動の中での出来事を今も心の中から解き放つ事が出来ない不器用な男。そんな主人公の短編集。 【4.5】2023/07/07