内容説明
1956年、銀座にクラブ「姫」がオープンした。やがて多くの作家、プロ野球選手、エリートサラリーマンらが訪れ、店は隆盛を極めた。その伝説の酒場―「姫」の“歴史”を、ママだった山口洋子が振り返る。当時のホステスたちの悲しいロマンスや、銀座を闊歩する「男」たちの悲哀を克明に描写した一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
横丁の隠居
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同じ人間しかも日本人なのにこうも住む世界に差があるとは。同時代を生きたはずなのに、見える風景がまったく違う。私もこの本に描かれる、金を出したらそのリターンを求めるという野暮天人種なのだろう。野暮天は経営をほったらかしにして億という借財を作ったりしない。2014/10/26
湯豆腐
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『おそめ』からの流れで再読。初読のときにも思ったけど、いまひとつ入れないかんじ。題材としては好きなジャンルのはずなのに。。。文体に馴染めないせいなのか。本人が書いているせいなのか。嘘はないのかもしれないけど、肝心なことは何も書かれていないように感じる。野坂昭如の解説はよかった。2012/11/15
光太郎
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おもろ2021/07/03
ケイケイ
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★★★★2019/12/10