出版社内容情報
かつて'落としの神様'と呼ばれた元刑事が、ある日殺人容疑者と再会─その捜査にかける意地と執念を描いた傑作ミステリー連作
内容説明
元刑事・神崎省吾は、元同僚の吉中と伊豆の旅を楽しむうち、ふと園芸店に立ち寄る。「野郎、なに食わぬ顔をして、こんなところにいやがったのか」吉中が呻いた。店主は十年前起った証拠なき殺人・死体遺棄事件の最重要容疑者だったのだ。二人の元刑事の血が騒ぐ。「自白の構図」に続く、好評、神崎省吾シリーズ第二作。
目次
作り直した顔
椿の入墨
身内の敵
鉄砲ダマ
鉄棒の怪