出版社内容情報
自らの求めのまま、ひとを恋し愛し、堕ちながらなお輝きつづける過去をふり返らない女・羽季子。その生のはかなさと哀しみを描く
内容説明
もえ、こがれ、そして…自らの求めのまま、ひとを恋し愛し、墜ちながらなお輝きつづける女・羽季子。許されぬ恋にはしる一人の女の、性のものぐるおしさと切実な生き方を、玄海灘の波よせる壱岐の四季の中に描く問題の恋愛小説。同情、共感、そして…あなたの中の“もう一人のあなた”とめぐりあう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
26
2作の短編。どちらも不倫の話し。表題作は壹岐島が舞台。そんな小さい島で不倫ができるわけないと思ったが、当時は5万人弱の人口なのでありうるかも。ただ完成度は高くなく、すこし嫌味ぽっい終わり方だが、普通のラブストーリーに落ち着いている。2019/07/15
背番号10@せばてん。
20
【祝、文化功労者】1988年12月16日読了。あらすじは忘却の彼方。(2018年10月29日入力)1988/12/16
りゅっく
3
高樹のぶ子の恋愛小説は、正直こんな女いるのかな、と思わせつつもドラマや映画をみている感覚で好きなのです1993/12/01
t_hirosaki(t_hirosaki)
0
以前読んだ「彩月 ―季節の短編」ほどではないが、それでもやはり文章の美しさが際立つ。中身はいつものアレですけど。指フォークが実にエロくて読んでる最中心拍数がやばかった。心理描写が精密すぎてなんでそうなるのかよくわからないのだけど、それは多分、ちゃんと読み込めるような読者を想定していて、読み飛ばしを許さないように組まれてるから。こういう美しいものは時間をかけて読むべきだったと反省中。旅行とかのお供にはちょうどいいかもしれませんね2012/09/19
t_hirosaki(t_hirosaki)
0
全く読んだ記憶がないけど再読だった2024/11/08
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