出版社内容情報
最後まで一人暮らしで頑張るといっていたおじいさんが風呂場で倒れました。最愛の娘の世話をうけながら毅然たる態度で死を迎える
内容説明
妻に先立たれた著者の父が自活を決意した。家事一切に無縁だった“明治の男”が大奮闘。男の老人ならではの生活の知恵や工夫を発揮する。しかし、ひとり暮らし7年間、おじいさんはみなに面倒をかけずに死にたい。それが子孝行だ、と考える。おじいさんは願いどおりに「直角死」を遂げ、自らの人生を思うままに演じて逝く。
目次
第1章 死への手続き
第2章 みたびひとり暮らしに挑戦
第3章 ひとり暮らしの彩りあれこれ
第4章 老いの加速
第5章 生命が邪魔になりました
第6章 死が残すいろいろ