出版社内容情報
カー・セックスの元祖伊藤博文を始め明治のおえら方は、そろいもそろって女好き、そんな彼らの珍談奇談を集めた面白エピソード集
内容説明
カーセックスの元祖伊藤博文、子供が１５０人もいたという松方正義、女性を進呈された井上馨など明治のおエラ方はそろいもそろって女好き。維新の偉業をなしとげた一方で女漁りにも精を出し、妾を何人もかこった彼らの珍談・奇談・裏話、さらに明治時代の性風俗にまつわるエピソード、粋な出咄、都々逸などを満載した雑学集大成。
目次
夜逃げの殿様（明治の失業武士ものがたり；詐欺・人殺しの公家華族；勝海舟の嗣子心中）
明治お妾列伝（大江卓；森鴎外；鳩山和夫；北里柴三郎；益田孝；山県有朋；黒田清輝；井上馨；伊藤博文；桂太郎；杉孫七郎；松本順；西郷従道・隆盛；黒岩涙香の母子ドンブリ）
雑学文迷開花（開化珍英語；オヤマカ・チャンリン；トバセすぎた亭主；明治のスワッピング；梅毒全治を新聞広告；ひとりで妊娠できるか；明治の珍薬・珍性具）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
13
明治の性風俗にまつわるエピソードや醜聞満載の一冊。 女と見たら片っ端から手を付けた伊藤博文。何でも、狭い人力車内で夜通し性交渉を持った、いわゆるカーセックスの元祖だとか。明治の失業武士の惨状は凄まじいものであった。屋台の芋を欲しがった息子に芋を食わせたあと、親子共々大川に身を投げ心中をした痛ましい話が新聞に載ったとか。勝海舟が徳川慶喜の子供を養子に迎えたが、その養子は45才の時に妾と心中をしてしまう。金に困っての心中だったと見られている。 本当にこの人の雑学知識の多さには舌を巻いてしまう。2022/04/25
よっちゃん
2
またまた明治期の聞いたことのない人々の話盛りだくさん。ネットで作者プロフィールを見て多才な人だった事を知った。2018/01/17
kliq
0
なかなか興味深く読ませて頂きました。伊藤博文に山県有朋はしょうもないなぁ、黒田涙香さん現代じゃ文春かガーシーみたいなもんか。しかし田舎侍の末裔が未だに政治の場にいるんだから我国が良くなるわきゃねーか。著者は大正の方だから感覚が古いのは仕方ないかねえ。2022/08/11
