出版社内容情報
鹿児島ではかつおのうまさにうちフルエ、大阪の公園では風に吹かれてヒルネをする。日本全国ジグザグ旅はまだまだ続くのであった
内容説明
いくつもの締切を抱えながら日本全国を旅する毎日。けれど、旅先でしかあじわえない幸せもある。思わず目頭が熱くなった奥会津の小学校の卒業式、風に吹かれてまどろんだ中之島公園での昼寝、最上町の牧草地での乗馬。枕崎のかつおも新島のクサヤも心震えるほどうまかった。そして旅はまだまだ続く…。
目次
ガクとの再会
ふらふら越年日記
改行改革
料亭三昧
クソまみれの人生
白兵戦
べったら漬けの余裕
幕張メッセで不思議な宴
九州ジグザグ旅
群れの街シブヤ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
27
面白くて三箇所ほど声を上げて笑ってしまった。日本語の配置のセンスがたまらない。この頃は映画の撮影や宣伝で全国を飛び回っていらしたようだ。やはり旅に出たら街中ではなく自然に足を向け、そしてその土地の美味しいものを食べるのが一番。2014/01/13
Book Lover Mr.Garakuta
11
エッセイ種。 食ロマンの話だ2019/05/18
たーくん
5
再読。赤マントシリーズ第4弾。シーナさんの旅にあこがれる。2013/12/28
圭
4
締切に追われながら書いた感満載のエッセイ。締切前の『白兵戦』、『改行改革』が面白かったです。批判されてる日本人のアウトドア観については、本格的アウトドアではなく、アウトドアごっこを楽しみたい人が多いのもまぁそれはそれでいいんじゃないと思ったり。タイトルのわりに食べ物の話は少なかったけれど、九州のゴマサバ、かつお、本マグロ、関サバ、関アジ、新島の島名物、名古屋のカワハギや天むす、その土地のものってやっぱり美味しそうでいいな。後書きのチベット青年には気の毒なことに、カツオっておろすの大変ですよね、わかります。2013/12/13
からしれんこん
4
相変わらずのんべんだらりなエッセイというかコラム。死ね死ねシリーズは痛快やった。しいなはつくづくインテリ野郎が嫌いなんやな。この時代にモンスターペアレントのことを書いてて、それをけちょんけちょんにけなしているのがたまらんかった。そしてバカ第3位のしいなに拍手。2010/10/14