文春文庫<br> 遙かなるセントラルパーク〈下〉

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文春文庫
遙かなるセントラルパーク〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 403p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167309084
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ロス─ニューヨーク間5000キロ、大賞金マラソンに世界中から馳せ参じた人間博覧会のような猥雑集団のドラマを描く。破天荒かつ面白さ抜群の評判小説の文庫化

内容説明

炎熱と豪雨のモハーヴェ砂漠、酷寒のロッキー越え、シカゴではカポネの一党が待ちかまえている。アメリカはいかにも広い。サーカスを引きつれ、町々でギャンブルに応じつつ、不況をはねとばすような陽気な集団がアメリカ大陸を横断する。猥雑なほど人間的にランナーたちが日一日と心に珠を得て、いまゴールに近づいて行く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいちゃっぷ

9
まさに第一級の冒険小説です。次々と襲いかかるアクシデント。ランナーたちはニューヨークにたどり着くことができるのか。403ページ2010/08/05

yoshi41101

6
ウルトラランナー必読図書。「いちばん肝心なのは、あんたのことを他人に知ってもらうことじゃない。わかるかい?あんたが知るのだ。あんたがここで毎日やっていることは、あんたが知っていればいいのだ。」「明日ベテラン・ランナーが賞金獲得の望みを完全に絶たれた七百位ぐらいで足を引きづりつつ走っているのを見ても、彼らが特権を与えられた一人であることを忘れないでいただきたい。なぜなら、このランナーも自らの足でアメリカ横断の道を走り通してきた、選り抜きの集団の一員だからである。そして、そのこと自体がまさに栄誉なのだ。」2013/04/28

オカピー

4
私が読んだスポーツ小説の中でも五指の中に入るほどの、感動を覚えました。アメリカ大陸横断という、とてつもない冒険に挑戦するランナー達の人間ドラマ。スーパーウルトラマラソンといってもいいと思います。スポーツなのに賭けごとが盛りだくさんに出てきますが、古き良きアメリカなんでしょうね。最初は孤立していたランナー達が、苦難をともにしていく内に仲間になっていく姿はとてもよかったと感じました。最後には、興行主のフラナガンも仲間になっていく。最後のゴールシーンは、ドクの人間性が一番現れていると思った。2013/02/11

なつみかん

4
『走る』それだけで、よくもまぁ、書いたものだ。エライ!2011/02/16

Sanchai

3
今から20年以上前、某市民ランナー向け月刊誌で、お薦めの本として紹介されていた1冊。当時久々にトランスアメリカフットレースが復活し、高石ともやさんが日本人として初出場された。日本の靴メーカーがスポンサーになったりして、無事ニューヨークまでレースは遂行された。その頃読んだ文庫本を、『断捨離』する前にもう一度読んだ。今は走っていないけれど、季節もいいことだし、久々に走ってみたくなった。2013/03/29

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