出版社内容情報
世界大戦を起さずにヨーロッパの地図を塗りかえる─この狡智極まるソ連の野望に西側諸国は?東西ドイツ国境線での大爆発から始まる直木賞受賞の国際謀略小説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
東森久利斗
2
読書回路がショート、読書というより勉強モード、大戦後冷戦下東西ドイツに関する研究書、教科書、Wikiのよう、日経新聞の連載特集記事を購読している気分。これ一冊で冷戦下の東西ドイツ修士も夢ではない? 東西冷戦、米国、ソ連、NATO、ワルシャワ条約機構、東西ドイツ、ベルリンの壁、国内外の政治、経済、情報戦、最前線の攻防、政治家、軍人、情報部員…、膨大な資料・文献、多様なメディアによる調査・公開事実と周知の歴史的事実 80%、仮説 10%、物語性 10%、逆直木賞な比率で、みごと直木賞受賞。信じられない。2024/09/15
yasu7777
1
★★★☆☆ 練馬2776-109 期待外れ2021/05/03
oknkareha
1
第84回。アメリカ、ソ連という二つの国によって分断された、西ドイツ・東ドイツ。統一への願望を掲げながら、国際政治的な力によりそれが叶わない苦悩が、登場人物の言動の端々から感じられた。当時の世相がよくわかるサスペンスである2014/05/10
シンチャイナ
0
第2次世界大戦後、東西ドイツの統合の過程を描いた、 後半にかけて、面白くなってくる2018/08/21