文春文庫<br> ワイングラスは殺意に満ちて

  • ポイントキャンペーン

文春文庫
ワイングラスは殺意に満ちて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167293024
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

いつも死体の隣にはワインが……。フランス料理店の若きソムリエ富田香の推理は冴える。ワインの蘊蓄とユーモアあふれる楽しい作品

内容説明

食都・大阪。ミナミのフランス料理店は大騒ぎ。酒庫からグルメ評論家の変死体が発見された。そして次々に起こる殺人事件…。なぜか死体の脇にはいつもワインが。若き女性ソムリエ富田香の推理は冴える。食前のキールから食後のカルヴァドスまで、軽快なテンポて重厚な構成を心ゆくまでご賞味ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

33
レストランのワインセラーで著名なグルメ評論家が殺された...で始まる連続殺人ミステリ。殺人事件に巻き込まれた女性ソムリエを主役として、謎解きが展開されるのですが、真犯人は予想がつきます。エキセントリックともいえる仕事人間たちのドタバタ劇が、ストーリーに華を添えるという作者ぼ意図は感じます。しかしながら、テレビ番組等々で似たようなものを目にしてしまっているせいかニヤリともできません。発表当時ならば、愉快なお話しとして受け入れられたかもしれないですね。今となっては、なんとなく気取った感がいたたまれません。2016/07/24

おか

10
とっても軽〜く楽しめるミステリー。でも 私 ワインの知識が全くなく 何故 我が家の本棚にあったのか、、、笑。登場人物も其々にキャラが立っていて区別はしやすかったが 全員が標準語らしき(笑)会話だったので 途中で「ご主人が東京から」と言われるまで 大阪だというのをすっかり忘れていました 笑。犯人も いつもミスリードされる私が 全く迷わず 犯人を犯人として見ながら読み進められました\(^o^)/2016/04/30

白い風

4
★★★意外な犯人でトリック的にもまあまあ面白い部類だとは思います。ただ、個人的には出てくる個性的なキャラにちょっと好きになれなかった…。だから作品にのめり込めなかった…。もっとワインを味、トリックを含め全面的に使ってアピールして欲しい気もする。2010/11/01

みさ

3
ワインに関するミステリ…ということで、非常に多くの高級ワインが登場する本作。高級フレンチレストランが舞台なので、安いワインは出てこない。テイスティングもあるので、ワインの味や香りそしてマリアージュを想像しながらワインファンとしても楽しめる。殺人事件や人物描写もしっかりしており、ミステリとしてもちゃんと楽しめる。ラストシーン等は、かの「別れのワイン」のオマージュかな?2022/06/02

ビスコ

3
個性的なキャラが続々登場。軽快なテンポで読み進められる。しかし、しっかりと筋のある本格ミステリ。謎もワイン、謎を解く鍵もワインと、ワイン尽くしの作品。読むとワインが飲みたくなる作品(残念ながら俺は未成年だから飲めないけど)。しかし、店名である「フィロキセラ」の意味が酷い。ググってみて意味を知ったとき、思わず笑ってしまった。いいのか、フランス料理店にこんな名前付けて。2014/02/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20159
  • ご注意事項