出版社内容情報
「幸せな分娩」こそが親子の絆を強くする。
出産直後の親子の肌のふれあいは一生ものの絆を作る。タッチの重要性からイメージングの方法までをカリスマ産婦人科医がやさしく教える。
親子の一生にわたる絆は、「分娩直後の60分」でつくられるといわれる。また、この短い時間に起こることは、赤ちゃんのその後の性格、また能力にも大きな影響を及ぼすという。しかし実際には、乳児の感染予防という名目のため、この大事な時間に母子は切り離され、本当に必要な「肌のふれあい」ができないのが現状。本書では、これまでのお産がすべて大人中心だったのと異なり、「おなかの赤ちゃん」を主役に考えたお産の進め方を提案する。「タオルを敷かずに直接赤ちゃんを抱っこする→部屋をあたたかくする→手で赤ちゃんの目を覆い、光をさえぎる→静かな環境をつくる→頭、顔、背中、外陰部の順にやさしくマッサージする→静かに話しかける→乳首をふくませる」と、「幸せな出産のための10のステップ」を具体的にわかりやすく説明する。初産のお母さんはもちろん、これまでのお産で、十分な語りかけと肌のふれあいができなかったお母さんに、ぜひ読んでほしい一冊。
内容説明
ママとパパへ赤ちゃんからの「お願い」です。妊娠から出産前後までの“新しい常識”がわかる本。
目次
第1章 「タッチ」ってどうしてたいせつなの?(タッチってどういうこと?;「皮膚」は敏感なセンサー ほか)
第2章 一生のきずなが「出産のとき」につくられる(「バース・トラウマ」を知っていますか?;なぜ赤ちゃんは、生まれたときに大声で泣くの? ほか)
第3章 マンガで体験―妊娠から出産までのワクワク奮闘記(待ちに待った妊娠?―妊娠検査薬で調べてみると…;ドキドキの産婦人科―妊娠8週目だった ほか)
第4章 “幸せな出産”への10のステップ(ひろみさんの出産を振り返って;この出産方法なら、きずなづくりはかんぺき)
きずなづくりのためのQ&A(分娩後に同室したいけれど、夜泣きでまいってしまわないか心配;早産で未熟児だったため保育器に入っている ほか)
著者等紹介
森本義晴[モリモトヨシハル]
1951年生まれ。関西医科大学卒。同大学院修了。森本病院院長、森本記念健診クリニック院長を経て、現在、IVF大阪クリニック院長。専門は生殖超微形態学。出生前心理学。1989年、大阪市に心理学を基本とした本格的胎教プログラムを指導する大阪胎教センターを設立。現在までに6000人以上の卒業生を送り出している。また、出生前心理学の立場から胎児の学習能力、胎内記憶の問題に取り組んでいる。NHK、テレビ朝日など多数のテレビ番組にも出演
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