文春文庫
妻の部屋―遺作十二篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167291075
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0193

内容説明

誰もいない自宅で急死した妻の部屋で残された夫は、妻の布団に寝転がり追憶に浸る―。「断作戦」「フーコン戦記」など、風化にまかされる戦争の記憶を終生つむぎ、亡妻、旧友を偲びつつ、年輪を刻んだ作家の、老いゆく日々をしるす名篇の数々。ほろ苦く澄明な、心に沁み入る稀有な文章は、ただ生きてあることへの勇気を与える。

著者等紹介

古山高麗雄[フルヤマコマオ]
1920年、旧朝鮮新義州生まれ。旧制三高中退後、応召。ビルマ、雲南、サイゴンなど万年一等兵として大東亜をまさに転々。1970年「プレオー8の夜明け」で第63回芥川賞受賞。1973年「小さな市街図」で第23回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1994年「セミの追憶」で第21回川端康成文学賞受賞。2000年「断作戦」「龍陵会戦」「フーコン戦記」の三部作により第48回菊池寛賞を受賞する。2002年3月逝去。享年81(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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isbm

1
★★★☆2021/03/13

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