出版社内容情報
デヴォン州のわびしいパブで出会ったアメリカかぶれの地元警視と張り合いながら、少年少女連続殺人の謎に挑戦するおなじみコンビ
内容説明
『バスカーヴィル家の犬』の舞台ともなった、荒涼たるダートムアで、三人の子どもが次々とむごたらしく殺された。現地にとんだジュリー警視が出会ったのは、地元警察のサム・スペード気取りのハードボイルド刑事。何かと張り合いながら、二人の視線は旧家アッシュクロフト家の１０歳の女相続人ジェシカをめぐって火花を散らす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
22
強烈キャラ登場、強面腕利き警視マキャルヴィ。ウィギンズをポッケに入れて持ち歩いているらしい(笑)。今じゃすっかり和み要員、メルローズとも気が合うようだし、頑張れジュリー警視！2017/11/04
ごへいもち
16
シリーズ中この本だけ、なかなか読めなかったが、やっと読めた。久しぶりだったせいかシリーズで一番面白かったような。今回は中盤までメルローズ・プラントとレディ・アードリーが出てこず、すっかり忘れていたので登場した時は「出た！」と思わずｗ。リッチな元貴族の鷹揚なメルローズのユーモアとリチャード・ジュリーの端正な様子がとてもナイス。続きはどうして出ないのかな～2012/08/14
Ribes triste
13
第5作。子供を襲う残忍な連続殺人が発生。捜査が進むうちに、事件の周りに20年前の殺人事件の関係者がいることが明らかになる。ダーティハリーかぶれの癖の強いマキャルヴィ主任警視登場（結局はいい人なんですがね）。前半は全然話が進まなかったのが、後半から怒涛の急展開。あれよあれよと思う間に、あっけにとられたまま読了。2024/04/30
えむむ
6
今回はよく分からなかった。プラントが出てくると明るくなるので、もっと出てきてほしい。2025/04/08
青縁眼鏡
6
イングランド南西部のドーセット近郊で3人の子どもが次々と殺害された。ジュリー警視は、ダーティハリー・キャラハンと呼ばれている主任警視と一緒に捜査する。2022/08/22
