出版社内容情報
世界経済が破綻し、貧困と絶望にあえぐヨーロッパで、一九九八年八月、あらたな悪夢がはじまる。恐怖と戦慄のテクノ・スリラー!
内容説明
欧州同盟の盟主として、フランスが東欧諸国を力でねじ伏せようと画策したことから、あっという間に戦火はヨーロッパ各地にひろがった。さらに英米連合に対する戦況の不利を逆転するため、ロシアを巻き込もうとするが…。米軍戦争シミュレーターとしてのキャリアをいかんなく発揮した、ボンドならではの白熱の戦闘シーン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おんだい
1
とてつもなく重く、そして現在の世界を予言したかのような小説。2025/05/03
蝉丸 智丸
0
ページを繰るのが惜しい小説だった!豊富な兵器の知識だけでなく、国際政治、イデオロギー、様々な政治機関、各軍の役割、地理、登場人物それぞれの細かい設定と作品の中に構成されている要素は今世紀に置いてもそれほど古くない。日本での書名に紛らわされてしまいそうになるが、ミサイル主体の現代戦を理解する教科書のような小説だった。また小説のテーマは現在東アジア情勢が引き継いでいる。近代的装備と教育水準をもった国同士が戦争したらどうなるか?答えが無駄な描写もヒューマニズムに過剰に訴える事もなく描かれている。書名を新たにして2013/05/15
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- 和書
- 本屋の新井