出版社内容情報
乱世に一筋の生き方を貫き、心技体の頂点を極めた武芸者の修練と思索の日々。奇想、死闘、奸計、英知にあふれる連作よみきり巨篇
内容説明
「やつに勝てる武芸者はおらぬか」紀州藩は藩をあげ躍起になっていた。選ばれたのは弓の達人。強弓対二刀流。武蔵は知謀のかぎりを尽すが…。乱世に一筋の生きかたを貫き、心技体の頂点を極めた剣聖の修練と思索の日々。その果てに待ちうけるものは…奇想、奸計、死闘、英知にあふれる連作読みきり大河。渾身の第一巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KURENAI-XJAPAN
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この人の無類の強さは一体何でしょうか。 次は五輪書も手にしなくては。 佐々木小次郎との戦いの後も様々な兵法者と相対するが、その上を行く攻撃で打ち破る。 武蔵は常に強さを求め続け、一戦一戦にどうすれば勝てるのかという探究心、攻略に全神経を集中させていたと感じました。 私も自分のカスみたいな能力を少しでもレベルアップする為には何事も取り組む姿勢が大事だと学びました。 自分に甘えず、変わっていきたいです。2018/01/03
KURENAI-XJAPAN
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長編の一巻目。途中です。歴史を学ぶだけでは無く、剣術を極めた男「宮本武蔵」を知るべく、また語彙習得も兼ねて読み始めました。 スタートから偉大さを感じさせます。武蔵の歩く姿だけで、ものすごい数の表現。速度、顔、髪、筋肉、まだまだでるのかと作者の引き出しがすごい。また、この歳になって知らない言葉が打ち出の小槌のように読めば読むほど出てきます。これが身につけばどれだけ成長につながることか。一つでも多くモノにしたいのはもちろん、夢枕獏さんの本以来の「戦物」のようでワクワクした感覚です。後半どうなるか楽しみです。2017/12/29