出版社内容情報
台湾、ハワイ、オーストラリアを一緒に旅した三女優が、優れた感性と旺盛な好奇心を存分に生かして綴った個性あふれる面白旅行記
内容説明
台湾、ハワイ、オーストラリア、ポピュラーな観光地でも、仲良し三女優が一緒に行くと、なぜか新発見やハプニングが続出。三人が交互に綴った日記をはじめ、九十歳を超した母と行ったネパール、娘と乗った豪華寝台列車、賭博に使われるコオロギを探して歩いた上海など、それぞれのユニークな旅体験も満載した面白旅行記。
目次
たらふく台湾
たびたびの旅心
ふらふらハワイ
楽しい無謀旅行
気まぐれオーストラリア
薄墨のリラ
妖艶美女が賑やかに―あとがきに代えてのおしゃべり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
23
再読本。岸田今日子、吉行和子、富士真奈美の仲良し女優3人組の旅エッセイ。3人一緒の旅をリレー形式で書いた章と、各々の旅や思い出を書いた章に分かれている。3人の人柄がよくあらわれた文章が楽しく、気楽に読める中で、吉行和子さんの他の2人への思いが書かれた章には、ジーンとさせられた。/私たちは仲が良い。一緒に行動することも多い。しかしお互いの胸の内を語り合うというようなことをしたことはない。ただ察するだけだ。それも、他人である私が、察しがつくような、そんな生やさしいものではないことも充分分かっている。続き↓2015/03/09
若黎
7
なんか昔、この三人が旅する番組をみたような。。。で、すんごく楽しそうだっから、これを買ったような気がする。2024/10/19
調“本”薬局問悶堂
2
こんな仲間が20年後くらいにいたらいいな。魔女の集まりみたい。 岸田今日子が亡くなった時、2人はどんなにさみしかっただろう。私ですらまだ信じられないのに。 《2020年7月 登録》 岸田:私は決してレズじゃないんだけど、たとえ女同士であってもドキドキする人じゃなきゃいやなの。二人に会うときは、何となく朝から嬉しくてドキドキするもの。 吉行:うん、そうよねえ。 岸田:男でも女でも、気持ちの問題は同じだと思う。 吉行:そうね。相手をなめてかかってるんじゃあね。尊敬できるところがないと。2013/01/26
のん
2
このシリーズは面白い文章も書く人により全く違うところも面白い。吉行さんは真面目で意外と男性的。(男性の方がロマンチストという意味では女性的というべきか)しかしたまに突拍子もないことをする。冨施さんは感性的な反面とても常識的。そしてロマンチスト。そして岸さんは天才的で芸術家だが意外に大胆ではない。そんな三人のエピソードがごちゃ混ぜに自分勝手に綴られてとても面白いのだ。
pika
1
それぞれの視点で書かれてて楽しい2012/07/11
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- 和書
- 呂氏春秋 中国古典新書