文春文庫<br> 外国遠足日記帖

文春文庫
外国遠足日記帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167237035
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

好奇心だけを武器に、インド、イタリア、中国、イギリスなど世界各国を練り歩いた女優の、小さな冒険と大きな発見に満ちた旅行記

内容説明

「人生観が変わる」と出かけたインド、キャン・ノット・スピーク・イングリッシュで歩き回ったロンドン、ゴンドラに犬と同乗したヴェネチア、香港では西太后が好んだスイカを賞味…カメラも持たずメモも取らず好奇心だけで外国へ旅した個性派女優のユニークな日記帖。こうすれば海外旅行は何倍も楽しくなる。

目次

はじめてのインド
キャン・ノット・スピーク人間ロンドンへ行く
悪魔変じてメルヘン旅行
カルガリー競売事件ツアー
今年マリエンバードで
西太后好食西瓜旅行
イタリアン・ラプソディ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

57
岸田今日子さんと、娘のまゆさん、友人吉行和子さんの3人旅エッセイ集。インド、ロンドン、北欧、カナダ、チェコ、香港、イタリアへ。一番好きなのはチェコスロバキアを旅した『今年マリエンバードで』。行った先々で出会った異国の人たちについて、吉行さんらとあれこれ言い合う妄想劇場も好きだ。あんな風に言い合える友人と旅をしたら楽しいだろうな。2017/08/31

柴モモ

4
'85年~'90年に書かれたエッセイなのに、私が訪れた事のあるロンドンやプラハ、ヴェネツィア、ローマ等は共感する所がたくさんあり、岸田さんが語る風景も「そうそう・・」と当時を思い出しました。東京など2年ぶりに出掛けてもガラッと変化しているのに、海外は街の柱となるような所はそのまま歴史を積み重ねて行くのでしょうか。当然変化もあると思いますが、読んでいて少し不思議な気がしました。著者の飾らない人柄と、天然?と思わせる考え方や発想がユニークで楽しく読めました。2012/11/14

てくてく

3
「観光をしよう」と構えたところがない、また、海外旅行についてはなんとなく不安感が漂う岸田今日子さん、そして同行者となることもある娘さん、友人の吉行和子さんたちとの珍道中記録。何が著者の関心をひいたのか、というところが面白い。2013/12/15

かりかり

2
☆☆☆2018/07/02

調“本”薬局問悶堂

1
本当に旅行が何倍も楽しくなるかは知らないけれど、読んでいるとなんとも楽しい。 通勤電車でやることが多く、読書ペースは遅くなるが、最近はいい本に出会っているしこれからの旅をより楽しみなものにしてくれている。 こうすれば海外旅行が楽しくなる。きっとそうだろう。でも“こうする”ことができるのは、いつでも行きたい時に行きたい国に行ける金銭的余裕があるからかな、と思う。そして仕事のバランスも自分で調節できるから。 誰もが真似できるわけではない旅。だから魅力的で、読んでいてこんなに楽しい。 《2020年7月 登録》2013/04/20

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