内容説明
本書は、はじめの２章では身体診査に焦点を合わせた看護について述べて、高齢者アセスメントに対する特殊な配慮にも言及している。また、この年代特有の健康問題を考慮に入れて、看護アセスメントに見合った提言もなされている。従来の確立された臨床アセスメント・ツールに高齢者の社会的機能をスクリーニングするツールも加えた。３章は身体診査技能の基本と高齢者の検査を行う際の考慮について述べている。５章から１７章までは、各身体系統のアセスメントである。それぞれの章は図説を交えた解剖と生理学の概説から始まり、高齢者の身体診査の方法をわかりやすい二段組にまとめた。左側のコラムでは、検査の手順、検査に合った技術と器具を説明し、右側では正常所見、正常範囲内の所見、正常からの顕著な逸脱事項を述べる。
目次
高齢者の看護アセスメント
面接 健康歴の聴取
身体診査
栄養のアセスメント
全身診査と精神状態のアセスメント
皮膚のアセスメント
顔面および頭頸部のアセスメント
眼のアセスメント
耳・鼻・咽喉のアセスメント
乳房のアセスメント〔ほか〕
