内容説明
「目の見えないことを忘れさせてくれただけではなく、一人の人間としての自由を与えてくれた」秋の北海道へ、歌舞伎座へ…ふたりで旅した楽しい思い出の数々。盲導犬フロックスとの12年間にわたるパートナーシップを描き、全国に盲導犬の役割とその素晴らしさを知らしめた記念碑的作品に、三篇のエッセイを加筆した新版。
目次
詩・フロックスとわたし
クリスマスの町を歩く
フロックスは花の名前
日傘の思い出
りこうな不服従と左側通行
小涌園とわたしたちふたり
バースデーケーキ
雪だるまをやっつけろ
「フロックス、わたしの目となって」
歌舞伎座の一般席で〔ほか〕
著者等紹介
福沢美和[フクザワミワ]
1927年、東京生れ。白百合高等女学校を卒業。58年より視覚障害者と晴眼者との親睦サークル「ひとみ会」を主宰する。76年から盲導犬フロックスと暮らすようになり、各地で視覚障害者の福祉、盲導犬の啓蒙について講演活動を行う
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAORU SUZUKI
2
13才まで現役でアイメイトだった時代があるんだなと言うのが、最初の感想です。そして、福澤諭吉の孫娘さんだけあって庶民とは違うなと。別荘が避暑地の子供時代やフロックスともあっちにいきました。こっちに行きましたの旅行本な印象的でした。2016/11/24
きくちたかし
0
盲導犬のすばらしさと盲導犬への理解にすごくためになります2017/03/12
rincororin09
0
再読。障がい者と健常者の関係はどうあるべきか・・・など大きな課題を投げかけてる本だと思いますが、それはさておきフロックスの姿がかわいくて健気で、ほっこりしてしまいます。、2014/09/14