出版社内容情報
信長、秀吉、家康、明智光秀、赤穂浪士、勝海舟、松尾芭蕉…約40通の書簡に平易な解釈とエピソードをそえて紹介。楽しい歴史読物
内容説明
信長が秀吉の浮気に嫉妬するおねを諫めた手紙。赤穂浪士が討入り前に妻にあてた手紙。芭蕉が門弟向井去来へあてた借金申入れの手紙…。手紙には、歴史上の人物たちの本音や素顔がのぞく。他にも秀吉、家康、明智光秀、勝海舟らの約四十通の書簡に、平易な解釈とエピソードをそえて紹介する楽しい歴史読物。
目次
第1章 疾風怒濤の武人たち(戦国の三奸;信長と光秀;豊臣秀吉;徳川家康;赤穂浪士;勝海舟;女ごころさまざま)
第2章 泰平の中の文人たち(春草と山陽夫妻;元禄の文人たち;大田蜀山人;拗ね者ふたり)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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37
創られた伝記文や、自伝よりも一通の手紙がその人の人となりを表すことはままあるもの。またどの手紙を取り上げるか、で編者の色も出るので個人的にこういう手紙を集めた本は大好き。ああ、杉本先生はねね@北の政所がお嫌いなのね、と(笑)。女性の手紙もそれぞれに面白かったが、個人的には西郷隆盛の遺族に関する勝海舟の手紙が愛情深くて好き。後は頼山陽の老母にあてた手紙。偉人と言えども本人のなしたこととして語られることの他に、友だったり、親や子だったりしたんだなあ、と実感し、彼らのことをもっと知りたくなる。2019/11/11
真水
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芭蕉の手紙がいいなぁ。思わず笑っちゃいました。2011/06/01