出版社内容情報
巨大な経済圏に成長したアジア。その驚くべき変貌ぶりを紹介し、日本人のアジア理解の変更を迫る「文藝春秋」読者賞受賞のレポート
内容説明
円高を背景にアジア各地に続々と進出した日本企業は、今どうしているのか？韓国、台湾、タイ、中国、ブルネイ、フィリピンなど世界の巨大経済圏に成長したアジアの諸地域を巡り、その驚くべき変貌ぶり、日本企業の活躍と、現地における文化摩擦の実情などを、エピソード豊富に報告する。『文芸春秋』読者賞受賞の傑作レポート。
目次
語られざる韓国
台湾、その親日的風土
「ミスタじゃぱゆき」のいる光景
花嫁輸入が示唆するもの
精神の理想郷、中国の素顔
「中国１１億市場」は幻想か
若王子事件の罪と罰
微笑の国タイのタブー
超富裕国家ブルネイの日本艦隊
アジア流通圏の光と影
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
April
0
３０年ほど前のアジアの様子が、具体的な事象から描かれていて、当時を思い出しました。今にも通じる韓国との軋轢、台湾の親日ぶり、タイブームはもちろん、フィリピンでの若王子事件の冷静な分析は興味深かったです。2016/04/10
