出版社内容情報
国会議員の「生産性がない」発言や、『新潮45』の記事などで議論を巻き起こしたLGBT問題。本書は「娘が息子になった家族」や「かつては母だった父」、「ゲイ3人で同棲するカップル」など、LGBT当事者とその家族ら15名の赤裸々な半生を掲載。「家族とは?」「幸せとは?」と問いかける珠玉のインタビュー集。
LGBTER[エルジービーター]
著・文・その他
内容説明
LGBT当事者とその家族が語った15名の過去・現在・未来―。男と女の間にいる母、ゲイ3人で暮らす家族、娘が息子になった一家…。
目次
01 娘が息子に(妹が弟に)なった家族
02 元女性の夫とその妻
03 9歳差のレズビアンカップル
04 レズビアンの娘とその母
05 男性と女性の間にいる母
06 性別に関係なく息子にとっての母
07 男性から女性になった夫
08 性自認は男性だが子ども2人を産んだ母
09 ゲイ3人で暮らす家族
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ma☆N
5
いろんな性があるのを実感。ひとりひとりの人生があって、皆さん自分に正直に生きてた。言えない人もまだ沢山いるだろうから、今以上に偏見のない世の中になってほしい。人と関わる仕事をしているから、読んで良かった。もっとLGBTについて知りたい。2019/01/06
りょう
5
これを読むと人間って、あたしの想像をはるかにこえて、複雑だったり、いろんな気持ちや好みや主張があることがわかる。一人がいくら想像しても、とても及ばない。及ばないことは、認めない、じゃなくて、知ってほおーと、驚きや意外性をもってどんどん知っていきたいと思う。すごいわ、人間って。2018/12/30
つるる
3
メディアで見るLGBTの人はどうしても特別な人に見えてしまいがちだけれど、この本に出てくる人たちはみんな普通の暮らしをしている、普通の人たちだった。だからこそ、当事者の悩みもカミングアウトされた家族の戸惑いも、我が事のように感じられる本だった。 それにしても気になったのは娘が息子になった家族のお父さんとお兄さん。娘の花嫁姿を見られないことって、そんなに残念なことかね⁈ 別にFTMじゃなくても生涯独身の女性だってたくさんいるのに。100歩譲って昭和なお父さんならわかるけど、今の人でもそんなこと思うんだなあ。2019/10/02
るき
3
時代は確実に変化している。情報が浸透してるのがよくわかった。昔は受け止められない人が多数派だったし、運動部でGIDで悩む子がたくさんいるとわかっている環境なんてありえなかった。親になってから性自認が変わる人も現れるし、ポリガミーであることもカミングアウトできる。こういう性的自認があるとわかれば、それだ!と思う人がいるのは当然だから、多様化していくのは必然でしょうね。婚姻に関しては別姓と同性、どちらが先に認められるんだろう。2018/12/18
︎💓ひかる💓
2
興味津々でした、涙出たし、共感もしたが…そんな人おるかいな!ちょっと良い子ちゃん的に書いてるのかなぁ?ひとりの人間だから性格が違って当たり前!人間の数だけ性格があって当たり前。私も数年前『東京レインボープライド』に参加しました、当時の彼(FtM)と私(MtF)とで。他にはビアンカップル、ゲイカップルなどなど。今は色んな言葉はがあるね、例えば"Xジェンダー"とかね。私はXジェンダーだと思っています。真実はまだ私にも解らない。今は両親は他界しましたでも、妹が居たんだけどず〜と音信不通です。まさに、ひとりです。2023/08/31