出版社内容情報
もしこの世に酒がなかったらと思うとゾッとする。開高健、平岩弓枝、林真理子、野坂昭如など、91人が語る楽しく酔えるエッセイ集
内容説明
各界で活躍中の有名人93人があかすおかしくてほろ苦い初体験の数々。
目次
飲めば地獄行き?
お酒が縁で
酔いを殺して15年
妙な酒、妙な飲み方
頬染めて
梯子酒と鉄格子
モノトーン色のビール
北京酔夢
アルコール依存症まで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
29
神代の昔から、酒は最大の友。「酒よ、永遠なれ!」と、有名人93人の語るエピソード集。馬場のぼる画伯の、ほのぼのしたタッチが嬉しい。のだが、ほろ酔い気分に水を差すのは、巻末の野坂昭如御大による『アルコール依存症まで』と題す特別枠文章。<酒による狎れ合いがなければ、人間稼業をつづけるうち、なしくずしにされるところが、純粋に保たれてしまう。さて、酒を止める。これはほとんどの場合、健康をそこねる、徹底的に家族から愛想をつかされるためで、当然、職場も失っている>とご宣託。酒を止めりゃ、厳しい現実にシラフで直面と……2019/09/05
奏市
9
80年代に雑誌に連載された主に作家らによる酒飲む習慣がどうついたか、酒の失敗談などを纏めたもの。懐かしい名前もちらほら。立派な身分ある有名作家の人たちも色々酒で失敗してきたのを読むと自分もそこまではやってないなと自己弁護してほっとする部分もあるし、それでこそ人生と嬉しくもある。十代後半の頃飲み屋の女将が眩しく見えての件が何人かあって艶かしい。童貞卒業した人も。小池真理子さんらは酒に強すぎて、憂さ晴らしになるよう酔うことができないと。それはそれでかわいそう。船戸与一さんのイヌイット村での話は究極、生死の境。2024/08/04
かりかり
1
☆☆☆2019/10/14
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