出版社内容情報
もしこの世に酒がなかったらと思うとゾッとする。開高健、平岩弓枝、林真理子、野坂昭如など、91人が語る楽しく酔えるエッセイ集
内容説明
各界で活躍中の有名人93人があかすおかしくてほろ苦い初体験の数々。
目次
飲めば地獄行き?
お酒が縁で
酔いを殺して15年
妙な酒、妙な飲み方
頬染めて
梯子酒と鉄格子
モノトーン色のビール
北京酔夢
アルコール依存症まで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりかり
1
☆☆☆2019/10/14
ネギっ子gen
0
神代の昔から、酒は最大の友。「酒よ、永遠なれ!」と、有名人93人の語るエピソード集。馬場のぼる画伯の、ほのぼのしたタッチが嬉しい。ですが、そのほろ酔い気分に水を差すのが、巻末の野坂昭如御大の、『アルコール依存症まで』と題した、特別枠の文章。「酒による狎れ合いがなければ、人間稼業をつづけるうち、なしくずしにされるところが、純粋に保たれてしまう、さて、酒を止める。これはほとんどの場合、健康をそこねる、徹底的に家族から愛想をつかされるためで、当然、職場も失っている」とご宣託。 酒を止めりゃ、良しじゃないんだぁ。2019/09/05