出版社内容情報
その連れ込み宿に一人で来た黒服の男は……。連作推理小説の名手が作り出した探偵役、型やぶりの刑事から宿の女将までが勢ぞろい
内容説明
「パパはかわいそう、ころされるのだもの」生徒の作文が殺人計画を暴く…「かわいそうなパパ」。妻が失踪中の家の写真が偶然雑誌に載った途端、夫が庭を掘りたいと言い出して…「饒舌な写真」。推理小説好きの女教師、新聞社の支局長など、数ある連作の探偵役の中から代表を選りすぐった全８篇。各篇に著者自身の解説つき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
massan19
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父親の好きな蔵書から20年ぶりくらいの再読。1991年に自選短篇集として出され、その時点でさらに20年前の作品があるのでまぁ古い。短篇なので余計に人が深く描かれているわけでもなく、実はこうでしたと明かされるサクッと読める話です。2024/01/03
