出版社内容情報
喧嘩、口論、探し物、その他よろずもめごと仲裁つかまつり候。旗本の家を出奔し裏店に棲みついた食いつめ浪人・神名平四郎の奇妙な仕事。ペーソス溢れる人生絵図
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
4
『まほろ駅前狂騒曲』を読んでいて、江戸の便利屋(?)を思い出し、久しぶりに読みました。藤沢さんの人気作品『用心棒日月抄』に通じる軽妙な味わいが魅力ですが、滋味あふれる文章や巧妙な物語運びなど、読むたびに惚れぼれします。「道楽息子」は何度読んでも泣けました。2017/09/25
うじくら
3
仲裁のよろず屋をする神名平四郎を主人公とする連作短編集。内容はハードボイルド風で多いに笑った。しかしまぁ、この主人公鼻毛抜きすぎだし、やたらお茶にこだわるのが面白い。明石のダメッぷりも面白い。2013/05/21
tnyak
2
感想は下巻読了後に2022/12/02
depo
2
図書館リサイクル本。知行1000石の旗本の三男で、しかも妾腹の子が、家を出て長屋に暮らし、あらゆるもめ事仲裁業を始める。2022/04/23
ともちゃん
2
さすが藤沢周平。短編がすべてつながっていますね。下巻が楽しみ。2017/07/10
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