文春文庫<br> 同日同刻―太平洋戦争の開戦の一日と終戦の十五日

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文春文庫
同日同刻―太平洋戦争の開戦の一日と終戦の十五日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p
  • 商品コード 9784167183103
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

昭和16年12月8日、日本時間午前12時、人々は何を考え如何に行動したか?運命の日々の同じ時刻の記録を対照しつつ、狂気の時代を再現する新手法のドキュメント

内容説明

昭和16年12月8日、20年8月1日から15日―日本の針路を決定したこの運命の日々を、敵味方の指導者たちは、将軍は、兵は、民衆は、また文学者は、いったい何を考えどう行動していただろう。永年にわたって著者が蒐集した資料をもとに「同日同刻」の記録を対照しつつ、あの狂気の時代を再現して、戦争の悲劇、人間の愚かさを衝く新手法のドキュメント。

目次

最初の一日
最後の十五日

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

27
20年ぶりに再読。やはり名作。メイン登場者の徳川夢声について、以前はあまり興味・知識がなかったのだが、この10年ぐらいは夢声マニアになっている自分なので。庶民代表として夢声が出てくるのがうれしい。2017/09/25

hatohebi

3
再読。『人間臨終図鑑』『戦中派不戦日記』と並び本書は、忍法帖や明治物とはまた異なる価値を持った大傑作だと思う。最初の1日では真珠湾攻撃を極秘裏に進める海軍の動向、アメリカの反応、一般人の歓呼などが、一擲の石から波紋が広がるように描かれている。最後の15日では広島・長崎の惨状、降伏まで、陸軍のクーデターといくつもの出来事が連鎖して起こり、「歴史の巨大な車」が抵抗や波乱を押しひしいで進んでいく様が次々に列挙される。膨大な資料を再構成し、的確な寸評を随所に挟み、記録文学として完成している。2019/07/03

出世八五郎

1
文春文庫版三冊も持ってる。欲しい人いたら譲りたい。開戦日と敗戦に至る二週間を膨大な資料を元に時系列で描いているのだけど、緊張感リアル感が半端ない。渡辺京三の「逝きし日の面影」と似てて資料中心なんだけど、同じように傑作だ。あの戦争に興味のある人間は先入観あるがままに手に取って損はない。

nasuda

1
1941年12月8日の真珠湾攻撃と1945年8月1日から15日の敗戦を出版された多くの資料から引用し、勝利に湧いた開戦と終わる事を希求した8月、終わる為継続を望む8月、勝利した8月を対の比的に描いた一種のドキュメント。力強く批判的に構成した筆力が素晴らしい。2013/07/23

でこれ

0
あの日思ったことは立場によってどう違うか? 2017/12/19

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